raikakuro2
来鶴廬だより(過去記事)-戻る-



 
梅花

春が待ち遠しい。
朝晩の寒気が厳しい日もあったが、このところ緩んできた。

夕暮れ時 散歩していると、芳香が鼻をつく。 何処に梅の花がとあたりを窺うことが屡々。 春の陽気が四囲に満ちてくるのも間近かか。

 
 先生

仕事に疲れると傍らにある半端な小切れの紙に筆をいたずらして、山に樹木等を配してしばし自然に浸って妄想にふける。

陶淵明のことばを借りれば、「事外に心を寄せ」てみる。

梅の林に止まって花弁をつついているのを見かけるが、今年は鶯の声はまだ聞いていない。

 
 

載せたのはその一枚である。取るにたらないものだが、無聊を慰めるために画いたのだから、なにも人に見せるものでないのだが、場所ふさぎである。

         
2005年2月 碧巌 

 


Copyright (C) 2003 Hekigan Shimazu

-戻る-

1