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梅花
春が待ち遠しい。
朝晩の寒気が厳しい日もあったが、このところ緩んできた。 夕暮れ時 散歩していると、芳香が鼻をつく。 何処に梅の花がとあたりを窺うことが屡々。 春の陽気が四囲に満ちてくるのも間近かか。 |
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仕事に疲れると傍らにある半端な小切れの紙に筆をいたずらして、山に樹木等を配してしばし自然に浸って妄想にふける。 陶淵明のことばを借りれば、「事外に心を寄せ」てみる。 梅の林に止まって花弁をつついているのを見かけるが、今年は鶯の声はまだ聞いていない。 |
載せたのはその一枚である。取るにたらないものだが、無聊を慰めるために画いたのだから、なにも人に見せるものでないのだが、場所ふさぎである。 2005年2月 碧巌
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